犯人はこれを聞くや、いきなりわたしに近寄りシャツの前をビリビリッと破いた。 「キャァァァァァ!なにするの!!」
「おい、聞こえたか。要求に応じなければこの女子社員を丸裸にしてやるぞ。」

「勝手にしろ!」と社長。
怒った犯人はわたしの乳房を背後からいやらしい手つきでグイグイと揉み始めた。
「あ、あぁぁぁ、あ・・・・しゃ、社長・・・・助けてくださーーい!」わたしはだんだん体が反応するのを必死に堪えながら叫んだ。

「これでも金を払わない気か? じゃあ、仕方ない5000万円に負けてやる。どうだ!」
「ダメだ!」 「じゃあ、3000万円。」 「まだまだ!」 「くそぉ!2550万円。」 「刻むな。」
頭にきた犯人はわたしに向かって「おまえの社長は金を出さないと言ってるぞ。助けてほしけりゃ、社長にお願いしろ!」と怒鳴る。
「社長・・・助けてくださーーい!でないと、わたし・・・・」わたしは電話に向かって懇願した。

すると社長の声が聞こえてきた。「おい、ハリムシロ。君に愛社精神があるなら、覚悟を決めて犠牲になり会社の損失を防げ!」
これを傍らで聞いていた井以下部長が社長に言った。「社長。それは世間体的にマズイですよ。なんとか手を打たないと。」
社長は渋々電話に言った。「う~む、仕方ない。犯人たちよ、じゃあ、100万円出す。これ以上は一切ダメだ!それからハリムシロ。
この100万円は君の給料から天引きにするからな!」
しばらく犯人たちはアーだコーだ議論をし、結局100万円で手を打つことに決めたようだ。
「ヒ、100万円?!そんな金額で手を打つの?わたしの価値ってそんなもんなの?!娘さんは1億なのに・・・・」
100万円と言った社長も社長なら、それで手を打った犯人も犯人だ。わたしは情けない気持ちになった。

その時、居間のソファーにぐったり座り込んで、このやりとりをじっと聞いていた社長令嬢の益代がおもむろに立ち上がった。
「パパ、事情はわかったわ。あとは私に任せて。うまくやるわ。だから井以下さんとあちらでお休みになってて。」
益代は父親と部長を丁重に別室に送り出すと、受話器を取って犯人と交渉をはじめた。
「あら、はじめまして。私、金有の娘の益代よ。そちらにうちの社員の針筵 明日香がいるって聞いたけど、無事なの?」

「ああ、ちょっと服が破れただけで、無傷だ。安心しろ。」と犯人からの返答。
「わかったわ。パパはあなたたちに100万円出すと言ったけど、私は1000万円出すわ。その代わりお願いがあるの。」
益代は電話で事細かに犯人たちにお願いごとを説明した。
「わかった。準備できたらまた電話する。」そう言って電話を切った犯人たちは、見張り役1人を残してどこかに出かけて行き、
1時間ほどして一抱えもある大きな段ボールを持って戻ってきた。
(いったい、これから何がはじまるって言うの?) わたしの緊張感は急激に高まりつつあった。

「おい、言われたものは買い集めたぞ。で、どうするんだ?」と犯人は再びどこかに電話をかけた。
わたしにはわからなかったが、電話の向うの益代は待ってましたとばかりに犯人に次々と指示を出しはじめた。
電話の指示を受けながら犯人たちはわたしの上半身を素っ裸にすると、どこからか机を引っ張り出してきてわたしの両方の乳房
をその上に乗せ、段ボールから取り出した工作用の万力でいきなりわたしの乳房を挟み込んだ。

「な、なにするのよ!わたしは大事な人質でしょ!!」わたしは叫んだが、犯人たちは無言で黙々と作業を進めていた。
犯人が万力のハンドルをグルグル回転させると厚い鉄板が左右からわたしの乳房を押し潰しはじめた。
「あぁぁぁ!や、やめて! あ、ぎゃぁぁぁぁああぁぁああぁぁ!!!!」わたしはあまりの痛さに仰け反って悲鳴をあげた。
電話の向こうでは益代がうっとりしながらわたしの悲鳴を聞いていた。

「もっと締めて、もっと、もっとよ。」 益代がつぶやくように電話に言う。
恐ろしい力で万力が乳房を圧迫する。 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
わたしは目の前の自分の乳房が無残に変形していくのをただ無抵抗に見つめるしかなかった。
鬱血して紫色に変色した乳房は指示を受けた犯人たちによって竹串の先端でさんざんつつきまくられた。

続いて犯人たちはわたしのパンツを剥ぎ取り下半身をも剥き出しにすると両足首をロープで縛りなおし、ロープの反対の端を
倉庫に備え付けられていたクレーンにくくりつけた。
一人が壁のスイッチをオンにすると、クレーンが動き出し、見る見るわたしは両足を左右に大きく開いた格好で天井から逆さに
吊り下げられてしまった。
見知らぬ男たちに体のすべてを晒すことは顔から火が出るほど耐え難い屈辱だったが、それよりも逆さ吊りの苦しさの方がまさった。
「く、苦しい~!!お、おろしてぇーーーー!!!」 わたしはもがきながら叫んだが、当然ながら下ろしてくれるはずもない。

「準備できたようね。じゃあ、あれをあそこにたっぷり塗り込んでやってちょうだい。」と益代は受話器を片手に興奮気味に言った。
両手にゴム手袋をはめた犯人の一人が金属製のボウルを持ってわたしに近づいてきた。
「な、なに?や、やめて・・・なにする気なの?!」 次の展開がまったく読めないこのシチュエーションに、わたしの恐怖は最高潮
に達しようとしていた。

「ふふふふふ、何をするかって? 今にわかるさ。」 犯人はわざと電話の向うに声が届くように大きな声で言った。
次の瞬間、わたしの股間に冷たいものがたっぷりと塗り込められた。そして体の中にまで・・・・
やがてジンジンと股間が熱を持ってくる。それとともに強烈な痒みがわたしを体内から襲いはじめた。
「あっあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁ・・・・な、なんなのこれ?! か、痒いぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「教えてやるよ。これは山芋をすりおろしたものさ。このまま放置したらどうなるかな?あはははははははは・・・・」

わたしは気も狂わんばかりの激しい痒みにどうすることもできず、逆さ吊りのまま全身をくねらせながら喘ぐしかなかった。
きゃぁああぁぁぁぁぁぁ、ヒィィィィィィ!! あぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ・・・・、い、いやぁあぁぁぁぁぁあ!!ぎゃぁあぁぁぁあぁ!!
そんな半狂乱のわたしに携帯を近づけながら、犯人たちはただ黙って見つめているだけだった。
その頃電話の向うの益代は発狂寸前のわたしの断末魔をよだれを垂らしながら聞き入っていた。

「お、お願い、もう、許して!い、いったい何が目的なの? もうダメ・・・耐えられない・・・・」
「目的? さあな。オレたちはあるお方の指示通りやってるだけだ。このままおまえを放っておけって指示だから仕方ないさ。」
これまで様々な残虐非道な拷問、リンチを経験してきたわたしだったが、これほど苦しい責めは初めてだった。
気絶するにもあまりの痒みでそれすら許されない。 それでいて激しい痒みに対し何の対処もできないのだ。
そこへ犯人の一人がイヤらしい笑みを浮かべながら聞いてきた。
「どうしてほしい?え?素直に言ってみな。」
わたしはその問いに一瞬躊躇したが、もはや忍耐は限界に達しており、この痒み地獄から解放されるならどうなってもいいと
決意した。
「か、かいて・・・・」
「なに?聞こえないぞ。もっと大きい声で言え!」
「かいてください!」
「どこをかくんだ?」
「・・・・・・・・」「大きい声で!!!」
「オ○○○・・・・・」
「もう一回!全部続けて!」
「オ○○○を・・・・かいてくださーーーい!!!!」

「あはははははは!よく言ったな。だが、オレたちは一切手を出すなと指示されてるんだ。悪いがそのまま我慢しな。」
このわたしの屈辱的な叫びに益代は大いに満足し、勝ち誇ったように笑った。
「針筵 明日香。私に刃向かった報いよ。思い知ったか、この平社員め!もっともがけ、もっと苦しめ、ふふふふふふふふ・・・」

翌日、犯人たちはわたしを解放し、そのままどこかへ行方をくらませた。
今回の人違い誘拐でわたしは過酷な生き地獄を味わったが、それ以上にわたしを戦慄させたものは、そこに悪意に満ちた黒幕
の意思が働いていたということだった。
でも、わたし、負けないわ!

※この物語はすべてフィクションであり、登場人物および団体は実在しないものであります。